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《東日本大震災》在京各紙、特別態勢で状況伝える

 在京紙は3月12日付朝刊以降、特別態勢で被災地の被害状況や、地震に伴う原子力発電所の事故などを大きく伝えている。

 朝日、読売は通常夕刊を発行しない13日の日曜にも、特別紙面を発行した。東京は12日付朝夕刊、13日付朝刊で、関連情報をA1つなぎ紙面で特報した。

 紙面以外でも、ツイッターなどを活用し、被災地など新聞を届けられない地域の人々に最新情報を提供する試みも行われている。日経は地震情報に限り、有料の電子版の記事を会員以外でも閲覧できるようにした。

 東北地方太平洋沖地震での在京各紙の号外発行状況などは次の通り。

 【朝日】3月12、13、14日付朝刊を20ページで製作した。東京本社社会グループは12日午後から、ツイッターを使い「Asahi_Shakai」のアカウントで「支援通信」を始めた。被害状況・支援情報を発信する自治体のウェブサイトなどに誘導している。被災地以外に向けても、ボランティアや支援物資の情報を発信している。

 【毎日】11日と13日に号外を発行した。11日は全本支社で4ページ全カラーの号外を5万5700部、13日は東京、大阪、中部本社管内で4ページカラーの号外を16万9千部発行した。14日から自社のウェブサイトで地震情報を掲載した紙面PDFを無料で閲覧できるようにした。14日午後3時現在、ウェブには11、13日の号外、12~14日付の朝夕刊を掲載している。

 【読売】朝刊は12、13日付を20ページ、14日付を24ページで、夕刊は12日付を8ページで製作した。13日には8ページの特別夕刊を約665万部発行。東京、大阪、西部本社管内の通常夕刊を配布するエリアを中心に配り、このうち3千部は仙台市内の一部の避難所に届けた。街頭配布する号外は11日夕方(東京、大阪、西部本社管内で約7万部)、12日夕方(東京、大阪本社管内で約5万部)、14日午前(3本社管内で約3万部)、14日昼過ぎ(3本社管内で約4万部)に、各2ページで発行した。

 【日経】朝刊は12日付を24ページ、13、14日付を20ページで、夕刊は12日付を8ページで製作した。

 【東京】A1つなぎ紙面では題字を見開きの左側に移し、ページを貫く横見出しで「東北・関東大地震 仙台で10メートル津波」(12日付朝刊)、「死者・不明千数百人 三陸沿岸は壊滅」(12日付夕刊)、「福島原発で爆発 初の炉心溶融」(13日付朝刊)と報じた。

 【産経】12日付20ページ、13、14日付24ページとした。号外は、11日に東京・大阪で4ページ全カラーを1万6千部発行した。

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