ニュース 速報 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
現在位置は
です

本文です

路上に手投げ弾? 大牟田の誠道会系事務所前

道路の中央線そばで見つかった手投げ弾のようなものを調べる警察官(15日午前9時28分、福岡県大牟田市櫟野で、本社ヘリから)

 15日午前4時50分頃、福岡県大牟田市櫟野(いちの)の県道上で、手投げ弾のようなもの1個が落ちているのを、新聞配達中の男性が見つけ、110番した。県警の爆発物処理班が出動し、午前10時10分に回収、爆発物とみて確認を急いでいる。発見場所から約10メートルのところに指定暴力団九州誠道会(本部・大牟田市)系組事務所があり、県警は指定暴力団道仁会(同・同県久留米市)との抗争事件の可能性が高いとみて火薬類取締法違反(所持)の疑いで捜査している。

 発表によると、手投げ弾とみられるものは全長約10センチ。発見した新聞配達員の話では、深緑色でピンが付いており、中央線付近に転がっていた。県警では、爆発物が落ちていた経緯や殺傷能力の有無などを調べる。

 現場は福岡、熊本県境付近で、住宅が点在する田園地帯。北約500メートルに大牟田市立玉川小(児童数92人)、南約750メートルに熊本県荒尾市立平井小(同135人)がある。

 玉川小では一部の児童が現場の道路を通学路として使っており、午前7時過ぎから連絡網で各家庭に連絡。既に自宅を出た児童は教職員の誘導で現場を迂回(うかい)させた。帰りは集団下校させる予定。平井小は16日に授業参観を予定し、15日は振り替え休日だった。部活動で登校していた17人は午前中に下校させた。

 道仁会と誠道会の抗争は、今年に入って激化しており、福岡、佐賀、長崎、熊本の4県警は14日までに、暴力団対策法に基づき、両団体幹部に対し、暴力団事務所計13か所の使用を制限する仮命令を出したが、今回の組事務所は対象に含まれていなかった。

2011年4月15日  読売新聞)
PR情報

新幹線に乗るならJ-WESTカード

東海道も山陽も九州も。
年中おトク、予約もカンタン!
現在位置は
です