羽鳥アナ、７年ぶりの競技実況！…「鳥人間コンテスト」

　今年３月いっぱいで日本テレビを退社、フリーとなった羽鳥慎一アナ（４０）が約７年ぶりに実況することが２６日、分かった。日本テレビ系「Ｉｗａｔａｎｉスペシャル　鳥人間コンテスト２０１１」（８月１９日・後７時）で司会進行と競技の実況を担当する。情報番組のＭＣというイメージが強いが、もともとはプロ野球やボクシング、箱根駅伝を担当する“完全スポーツアナ”。「名言が飛び出すかも！？」と自信を見せた。

　日テレ系「ズームイン！　ＳＵＰＥＲ」の司会を８年間務め、現在はフリーアナとしてテレビ朝日系「情報満載ライブショー　モーニングバード！」（月～金曜・前８時）に出演中の羽鳥アナ。すっかり朝の情報番組の“顔”として定着しているが、キャリアの出発点はスポーツアナだった。

　「一応、野球実況をやるために日本テレビに入りましたので。４年ぐらいちゃんと野球実況をやってましたし、ボクシングや箱根駅伝もやってました。一応、ズームをやる前は完全スポーツアナでした」と謙遜気味に振り返るが、当時は日テレのスポーツ中継の期待の星。「『そこそこいいね』と言われた時期もありますよ。今や、その片りんもないですけど」と笑わせた。

　今年で３４回目を迎える鳥人間コンテストには初めて携わる。「バードつながりですからね。人ごとじゃないイベント。ようやく依頼が来たな、という感じです」。総合司会を務める日テレ系「２４時間テレビ」も３４回目。「やっぱり縁がありますね。緊張より楽しみです」。今年のテーマは「飛ばなきゃならないワケがある！」。フリー転身後、間もない自身の状況に照らし合わせ、「やらなきゃならないワケがある。トバされないように頑張りたい」と土、日返上のフル回転を誓った。

　０３年２月に「ズームイン―」の司会に起用されてからも、１年近くスポーツ中継をこなしていたため、実況は約７年ぶり。「世の中の人は『お前で、できるのか？』と思っているのでは。７年のスタジオ経験でどう変わっているか、自分でも楽しみ。うまくできるのか、それともうまくごまかしちゃうのか。名言？　飛び出すかもね」。果たして成長したところを見せられるか。

　◆６２歳・寛平挑戦　〇…大会は７月３０、３１日に滋賀・彦根市の松原水泳場で行われ、タレント・間寛平（６２）が人力プロペラ機ディスタンス部門に出場する。「通常の６２歳とは思えない体力と精神力を発揮されると思う。すごい記録が出るのでは」と羽鳥アナ。昨年、一昨年と所属事務所の先輩、宮根誠司アナ（４８）が飛んでいるが「僕は体力も高さも無理です。来年も放送席の方にいられればいいな。飛ぶなら、宮根さん飛んでください」と出場には及び腰だった。

　◆鳥人間コンテスト　自作の人力飛行機で飛距離やスピードを競い合う大会で１９７７年にスタート。前回まで延べ２０００機、３万人以上が参加。今回は３部門に計３８機が出場する。