スマートフォンOS市場、グーグルのアンドロイドが首位に-カナリス
1月31日(ブルームバーグ):2010年10-12月(第4四半期)の世界のスマートフォン(多機能携帯電話)向け基本ソフト(OS)市場シェアで、米グーグルの「アンドロイド」がフィンランドのノキアが開発したOS「シンビアン」を抜いて首位に浮上した。市場調査会社カナリスがリポートで明らかにした。
カナリスによると、スマートフォンの供給メーカー別出荷台数では、ノキアが最大手にとどまったものの、同社の市場シェアは44.4%から30.6%に低下。アンドロイドは韓国のサムスン電子や台湾の宏達国際電子(HTC)などの端末メーカー数十社にライセンス供与されている。
カナリスによると、スマートフォン市場が前年同期比89%の成長を見せた中で、アンドロイド搭載機の出荷は7倍強に拡大。米アップルの「iPhone(アイフォーン)」も市場全体とほぼ同じペースの伸びだった一方、ノキアの出荷台数は30%増にとどまった。
カナリスのアナリスト、ピート・カニンガム氏は「2011年の動向を見ても、アンドロイドが引き続き伸びている。携帯電話サービス会社は低価格商品の投入をメーカーに要請している。アンドロイドはそれを実現できるものだ」と分析した。
世界のスマートフォンのOS別売上販売 10年第4四半期 09年第4四半期 (百万台) シェア(%) (百万台) シェア(%) Google 33.3 32.9 4.7 8.7 Nokia 31.0 30.6 23.9 44.4 Apple 16.2 16.0 8.7 16.3 RIM 14.6 14.4 10.7 20.0 Microsoft 3.1 3.1 3.9 7.2 Others 3.0 2.9 1.8 3.4 Total 101.2 100.0 53.7 100.0
記事についての記者への問い合わせ先:Diana ben-Aaron in Helsinki at dbenaaron1@bloomberg.net
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更新日時: 2011/02/01 06:53 JSTニュース一覧
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