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最後の皇帝の長男O・ハプスブルク氏死去

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 オットー・フォン・ハプスブルク氏(オーストリア・ハンガリー帝国最後の皇帝の長男で、元欧州議会議員)4日、ドイツ南部ペッキングの自宅で死去、98歳。死因は不明。同氏のホームページで関係者が明らかにした。

 地元メディアによると、12年、オーストリア東部ライヒェナウ生まれ。16年に父親のカール1世が皇帝に即位したことにより、皇太子となった。

 帝国は18年、第1次世界大戦の敗戦に伴って崩壊し、家族とともにスイスなどで亡命生活を送った。さらにベルギーや米国などを経て第2次大戦後、ドイツに落ち着いた。

 欧州融合を訴える「汎(はん)欧州運動」を唱え、79年から20年間、欧州議会議員を務めた。09年に階段から落ちて以来、体調が万全でなかったという。(共同)

 [2011年7月4日22時32分]


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