母ザルのヨイに抱かれるキズナ=22日午後、大分市高崎山自然動物園
大分市高崎山自然動物園で22日、今年第1号の赤ちゃんザル(雄)が誕生した。今年は“裏年”ということもあり例年より1、2週間遅く、最初に生まれた赤ちゃんに名前を付けだした1984年以降、最も遅い記録となった。東日本大震災からの復興を願い、「キズナ」と名付けられた。
同園によると、母ザルはB群のヨイ(推定10歳)。同日午後1時半ごろ、寄せ場に下りてきたヨイがへその尾が付いた赤ちゃんを抱いているのをスタッフが確認した。21日夕方以降に生まれたとみられる。
出産後で真っ赤な顔をしたヨイは大事そうに赤ん坊を抱き、周囲を警戒。まだ目が見えないキズナも、しっかりと母ザルにしがみつき、元気な様子を見せた。友人と訪れた北九州市の船木由子さん(50)は「小さくてかわいい。見ることができラッキーでした」。
この日は同群のコーシキも雌とみられる赤ちゃんを産んだ。同園では今後6、7月をピークに8月までが出産シーズン。今年はB、C群合わせて、昨年より100匹ほど少ない約150匹の誕生を見込んでいる。
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