民主県連、原口代表が辞意…議員の会派離脱で民主党佐賀県連の原口一博代表と大串博志副代表(党務担当)=いずれも衆院議員=は14日、佐賀市内で開かれた常任幹事会で、「党公認の県議と佐賀市議が民主系会派を離脱し、党内の協力体制が揺らいでいる」などとして辞意を表明した。 常任幹事会は「急すぎる」として認めず、倫理委員会を発足させて経緯を調査し、両議員の処分も含めて検討後、辞意についての取り扱いを協議することにした。 県議会では、4月の統一選で党公認で再選された議員が、所属していた会派「県民ネットワーク」に入らず一人会派になった。佐賀市議会でも党公認の現職議員が会派「市民ネット」を離脱して新会派を作った。いずれも政策の不一致などを理由にしているが、離党はしていない。 常任幹事会では、「党公認で当選している以上、離脱は問題」「けじめをつけるべきだ」などの意見が出て、倫理委員会にかけることを決めた。県連での倫理委設置は初めてで、委員長には園田泰郎・代表代行が就き、6月中旬にも結論を出す方針。 原口代表は「県連内の感謝と協力の気持ちが揺らいでいる。この事態をまとめることができず、一致団結するために辞したい」と述べた。 (2011年5月15日13時53分 読売新聞)
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