東日本大震災:不明の大槌町長、遺体で発見 岩手

2011年3月20日 11時4分 更新:3月20日 18時22分

加藤宏暉・大槌町長
加藤宏暉・大槌町長

 東日本大震災発生後の津波に襲われ、被災地の自治体の首長で唯一行方不明になっていた岩手県大槌町の加藤宏暉(こうき)町長(69)について、県は20日、死亡が確認されたと発表した。

 県災害対策本部によると、19日午後、同町役場から北へ約500メートルの国道45号バイパス付近で発見された遺体から町長の名刺が見つかり、町が町長と確認した。

 11日の地震発生直後、役場前の駐車場で対策会議を開こうとして津波に襲われ、町職員35人とともに連絡が取れなくなっていた。このうち職員4人は遺体で発見されている。

 加藤町長は07年4月に初当選。次の統一地方選で2期目を目指して出馬予定だった。【湯浅聖一】

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