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黒澤明記念館スタジオ閉館 運営財団、寄付金使い果たし

2011年3月7日12時26分

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写真:来場者を見送るスタッフ=6日午後5時30分、佐賀県伊万里市、長沢幹城撮影拡大来場者を見送るスタッフ=6日午後5時30分、佐賀県伊万里市、長沢幹城撮影

写真:来場者からもらった花束を持ち、閉まるシャッター前に並ぶスタッフ=6日午後5時52分、佐賀県伊万里市、長沢幹城撮影拡大来場者からもらった花束を持ち、閉まるシャッター前に並ぶスタッフ=6日午後5時52分、佐賀県伊万里市、長沢幹城撮影

 映画監督の黒澤明(1910〜98)の直筆原稿やスケッチ、愛用品などを展示していた佐賀県伊万里市の黒澤明記念館サテライトスタジオが6日、閉館した。記念館建設までの仮の施設との位置づけだったが、運営する財団が建設のための寄付金の大半を使い果たしていた問題が発覚し、幕を閉じることになった。

 市中心部にある建物に入居。99年に開館し、約43万人が入館した。「椿三十郎」のシナリオ原稿や「影武者」の絵コンテ、カンヌ国際映画祭の受賞トロフィーなど展示されていた約150点は今後、黒澤プロダクション(横浜市)に返還される。

 今月4日から6日まで入館無料だったため、多くの黒澤ファンがスタジオに駆けつけた。熊本市から来館した会社員坂東見紗さん(32)は「監督の手書きの原稿など貴重な展示品に驚いた。閉まるのは非常に残念」と惜しんだ。

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