58歳国内最高齢のカバ死ぬ カバヤ食品、宣伝で活躍石川県能美市のいしかわ動物園は5日、飼育していた国内最高齢の雌のカバ「デカ」が死んだと発表した。同園によると、推定年齢は58歳で、世界の動物園でも2番目の高齢。人間なら100歳以上という。 飼育員が同日午後4時10分ごろ、カバ舎の屋外プールで死んでいるデカを見つけた。午後3時ごろまで特に変わった様子はなく、食欲もあったという。 同園によると、デカは1952年にアフリカで生まれたとされる。53年に「カバヤ食品」(岡山市)が購入し日本へ。同社のキャラメルなどの販売促進活動のため、水槽付きトラックで各地を回り、人気者だったという。 その後、岡山市や北九州市の動物園を経て、62年からいしかわ動物園の前身「金沢動物園」(金沢市)で飼育。15頭の子どもを産んだが、いずれも死んだ。同園は「お別れ会」の開催を検討している。 世界最高齢のカバは米国・インディアナ州の動物園にいる59歳(推定)の雌「ドンナ」という。 【共同通信】
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