民主党の平野博文元官房長官は25日、国会内で開いた自身を中心とする議員グループ「雄志会」の会合で、同会を政治団体として総務省に届け出たと報告した。今後の活動に関しては「臨時に集まることもある」と述べ、与野党が対立する国会や、民主党内の状況をにらみながら、一致結束して対応するよう呼び掛けた。
昨年12月に発足した同会は約25人で、2009年の衆院選に比例代表単独で出馬、初当選した若手議員が主力。平野氏は鳩山由紀夫前首相のグループに属するが、メンバーの多くは小沢一郎元代表を支持する「北辰会」との掛け持ちだ。平野氏の動きについて、党内には「政界再編か(菅直人首相の)『次の次』をにらんだ足場固めではないか」との見方が出ている。
[時事通信社]