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滑走路アスファルトに大量の鉄線混入…伊丹空港

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 大阪(伊丹)空港B滑走路(長さ3キロ、幅80メートル)のアスファルト舗装内部に大量の鉄線類を誤って混入させたとして、国土交通省近畿地方整備局は30日、舗装工事を請け負った「世紀東急工業」(東京都港区)を同日から1か月間の指名停止処分にしたと発表した。

 同局は「運航に支障はなかったが、離着陸の繰り返しで表面が摩耗すれば危険が生じかねない」として、すでに同社に補修工事を行わせた。同局は、同社に舗装材を販売した業者が、舗装材の近くで鉄線類を保管しており、運搬時に誤混入したとみている。

 発表によると、同社は2007年9月〜08年2月末までの間、同滑走路南側約1キロで舗装工事を実施した。同社は同月中旬、混入に気付いて一部を補修。他の工区では見つからず、報告を受けた同局も目視で調べたが異状なかったため、そのまま使われていた。

 ところが、同社が昨年6月、同局に申し出て再調査を実施。滑走路の234か所を掘削したところ、190か所から鉄線や銅線(最長約10センチ、直径約1ミリ)が大量に見つかった。

2010年11月30日22時17分  読売新聞)
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