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【MLB】新人時代以来の屈辱 松井秀に代打の代打
このニュースのトピックス:松井秀喜
八回1死一塁。代打で登場したエンゼルスの松井秀が、相手投手が左腕ペレスに代わったところで右打ちのケンドリックに出番を譲ってベンチに退いた。「代打の代打」は巨人1年目にはあってもメジャーでは初めて。「十分に考えられること」と顔色は変えずに話したが、屈辱的な出来事と言っていい。
ソーシア監督は「左投手にはケンドリックの方が分がいいと考えた。その後の二塁守備もあった」と言った。ただ1点リードの場面で主力打者と考えるなら打席に立たせるはず。松井秀は最近は左腕を苦にせず、前夜はペレスから中前打を放っていた。
延長十六回、5時間近い攻防の末にサヨナラ勝ちした歓喜の輪に松井秀の姿はなかった。「ベンチ裏にいて間に合わなかった。(加わるのが)遅いと情けないからやめておいた」。軽口を飛ばそうにも乾いた笑顔が痛々しかった。(共同)