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小澤征爾さん、ウィーン・フィル名誉団員に 日本人初

2010年11月2日19時8分

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写真:「名誉団員」の称号を受け、ウィーン・フィルのメンバーらに祝福される小澤征爾さん=東京・赤坂のサントリーホール「名誉団員」の称号を受け、ウィーン・フィルのメンバーらに祝福される小澤征爾さん=東京・赤坂のサントリーホール

写真:ウィーン・フィルから「名誉団員」の称号を授与され、英語でスピーチする小澤征爾さん=東京・赤坂のサントリーホールウィーン・フィルから「名誉団員」の称号を授与され、英語でスピーチする小澤征爾さん=東京・赤坂のサントリーホール

 来日公演中のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は2日、指揮者の小澤征爾さん(75)に「名誉団員」の称号を贈呈した。芸術における業績をたたえ、長年にわたって同楽団と築いた相互の尊敬と深い人間関係の印として贈られる称号で、日本人では初めて。式後の会見で、小澤さんは「どんな勲章より一番うれしい。仲間からもらったから」と話した。

 1日に始まった来日公演は当初、病気療養中の小澤さんが指揮を務める予定だった。東京のサントリーホールであった贈呈式では、クレメンス・ヘルスベルク楽団長が、1966年のザルツブルク音楽祭に始まる共演の歩みを振り返った後で、「少しでもマエストロがお元気になる助けになれば」と話し、涙ぐむ小澤さんに賞状を渡した。

 小澤さんは「皆さんと一緒に、指揮者とは何か、オーケストラとは何か、そしてモーツァルト、ブラームス、マーラー、チャイコフスキーなど、たくさんのことを学んだ」と英語でスピーチした。

 168年の歴史があるウィーン・フィルは、過去に指揮者のフルトベングラー、トスカニーニら50人に名誉団員の称号を贈っていた。小澤さんは2002年、日本人として初めて、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートを指揮した。(寺下真理加)

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