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【政治】

環境相 断トツ7億円 新閣僚資産

2010年10月30日 朝刊

 菅改造内閣で入閣した新任閣僚八人が二十九日、九月の内閣発足時の保有資産を公開した。配偶者や扶養する子を含めた総資産の平均額は一億二千五百二十六万円。最多は松本龍環境相の七億六千七十三万円で二位を大きく引き離した。 

 菅直人首相と留任や横滑りした七閣僚、副大臣から“昇格”した二閣僚は、菅内閣発足後の七月に公表したため今回は対象外。首相らの分を今回公表分と合わせると総資産の平均は七千八十四万円と菅内閣の三千二百八十六万円から倍増となる。

 ただ松本氏を除く十七人の平均では三千二十六万円で、現行公開制度になった二〇〇一年以降で最低だった菅内閣を下回る。

 一億円を超えたのは松本氏だけ。

 福岡市内に広く土地を所有し、不動産資産だけで七億三千万円を超える。総資産額に計上されない株式も、一族が経営する松本組の十三万一千株などを保有。一方で「相続税支払い」のため借入金も一億八千百万円あった。

 松本氏に次ぐのが、同じ世襲議員の鹿野道彦農相で五千九百六十八万円。ヤマコー(旧山形交通)株約一万株なども持つ。民間登用の片山善博総務相は五千四百七十二万円で、うち預貯金と有価証券の計約四千二百万円が大半を占めた。

 

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