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平成22年10月20日

10月定例社長会見

1 最近の営業・輸送概況について

 9月の直営の運輸取扱収入は対前年比96.3%で、昨年を大幅に下回りました。これは昨年9月については、シルバーウィーク期間の曜日配列が良かったことや、春の修学旅行が新型インフルエンザの影響で9月に延期となったことにより、収入が上乗せされたことによる反動です。10月については、対前年比103.9%となっております。
 9月のご利用状況については、新幹線が対前年比95%と大変厳しく、8カ月ぶりの前年割れとなりました。在来線特急は92%、アーバンネットワークは96%となりました。10月は比較的順調で、新幹線は対前年比108%となりました。ただ、一昨年に比べると97%とかなり縮まってきていますが、まだ一昨年の水準には戻っていません。在来線特急は対前年比105%、アーバンネットワークについては101%となっておりますが、一昨年の水準から見れば大きく離れており、まだまだ回復基調にあるとは言えない状況です。

直営運輸取扱収入の状況(前年比)

対象期間

収入計

近距離券

中長距離券

定期券

9月

96.3%

94.3%

95.6%

99.7%

10月(19日まで)

103.9%

101.0%

105.2%

103.2%

22年度累計

100.0%

99.6%

100.0%

100.1%

※注釈 数値は速報値です。

ご利用状況(前年比)

対象期間

新幹線

在来線特急

アーバンネットワーク

9月

95%

92%

96%

10月(19日まで)

108%

105%

101%

※注釈 数値は速報値です。

2 九州新幹線(鹿児島ルート)全線開業関連について

九州!直結!新幹線 ポスターイメージ

  • (1)最速達タイプの直通列車の設定について
  •  九州新幹線については、関係者と協議した結果、最速達タイプの直通列車の列車名は「みずほ」に決まりました。「みずほ」は、朝夕に2往復ずつ運転する予定です。最速達の「みずほ」の設定については、ビジネスや観光でご利用のお客様の滞在時間を少しでも長く確保し、利便性を向上したいと考え、朝夕時間帯の設定といたしました。
     次に、所要時間は、次の表のとおりです。ぜひ、この速達効果をお客様にアピールし、ご利用の促進につなげていきたいと考えております。
     
  • 【参考】最速の所要時分 現改比較
  • 区間 「みずほ」 現行 短縮時分

    新大阪〜熊本

    2時間59分

    3時間57分

    58分

    新大阪〜鹿児島中央

    3時間45分

    5時間02分

    1時間17分

    岡山〜熊本

    2時間14分

    3時間06分

    52分

    岡山〜鹿児島中央

    3時間00分

    4時間11分

    1時間11分

    広島〜熊本

    1時間37分

    2時間29分

    52分

    広島〜鹿児島中央

    2時間24分

    3時間34分

    1時間10分



  • (2)山陽・九州新幹線のダイヤ体系概要について
  •  山陽・九州新幹線のダイヤ体系については、下の図のとおりです。なお、「のぞみ」「ひかりレールスター」は博多駅までの運行となりますので、これらの列車にご乗車いただいているお客様に博多駅でスムーズに「さくら」や「つばめ」に乗り換えをしていただくため、可能な限り階段などの上り下りを不要とする同一ホームでの接続を検討してまいります。
    山陽・九州新幹線のダイヤ体系概要について


  • (3)新たな列車予約サービスの開始について
  • 新たに九州新幹線が登場することを機会に、列車予約サービスを整備します。
  • ・ これまでの「e5489plus」に代えて、新たに『e5489』(いいごよやく)サービスをご提供いたします。
  • ・ J-WESTカード会員様は、JR九州と共同で発売するおトクなインターネット予約専用きっぷをご購入いただけます。
  • ・「e5489」で予約されたきっぷは、JR西日本とJR九州の主な駅でお受け取りいただくことが可能となります。
     サービス開始時期は、平成23年春を予定しています。

  •  お取扱いする列車は、山陽・九州新幹線の「みずほ」「さくら」「つばめ」、山陽新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」、JR西日本・JR九州の主な特急列車などですが、一方で、東海道・山陽新幹線の会員制ネット予約サービス「エクスプレス予約」では、山陽・九州新幹線の「みずほ」「さくら」「つばめ」はお取り扱いできません。

3 大阪駅開発プロジェクトについて

ノースゲートビルディング、サウスゲートビルディング イメージ

  • (1)各エリアの開業月について
  •  「OSAKA STATION CITY」各エリアの開業月をお知らせいたします。ノースゲートビルディングは、平成23年5月に開業いたします。この開業をもって、「OSAKA STATION CITY」のグランドオープンとなります。
     サウスゲートビルディングは平成23年3月に開業し、このタイミングで「アクティ大阪」から「サウスゲートビルディング」にビルの名称を変更いたします。
     ノースゲートビルディング内の「JR大阪三越伊勢丹」「Lucua」、エンターテイメントゾーン、トップレストランなどは、すべてが5月に開業します。
     橋上駅舎については、4月に本格使用を開始いたします。

  • (2)大阪駅周辺地区における駅と街との連携・関わり(エリアマネジメント)について
  •  「JR大阪三越伊勢丹」の開業により、大阪駅周辺地区は4つの大型百貨店がしのぎを削る厳しいエリアとなりますが、ゾーン全体からみると大変魅力的なエリアだと考えております。都市型観光の面からは第一級の観光素材であると考えます。そういう思いから、阪急電鉄様、阪神電気鉄道様、北ヤード事業者様、そして当社の4者によって、タウンマネジメントオーガナイゼーションを設立いたしました。
     テーマは「歩いて楽しい地上のまち」、活動の呼称は「梅田コネクト・プロジェクト」です。
     早速、梅田地区エリアへの来街促進およびエリアマネジメント活動の先行的・実験的な取り組みとして、クリスマスシーズンに合わせたイベントを平成22年11月25日から12月25日まで展開してまいります。
     また、「梅田コネクト」というWebサイトを平成22年11月1日に開設する予定です。
     今後徐々に設備も充実し、このサイトから発信する情報量も多くなると思います。
     梅田地区の魅力をゾーンとして売り出し、多くの人にお越しいただき、広域の集客を図りたいと考えております。一方で、競争しながらも協調する取り組みを各社様と一緒になって進めていきたいと考えております。

4 287系新型特急電車の営業運転開始と大阪から城崎温泉系統の列車名変更

 287系新型車両につきましては、新大阪・京都と城崎温泉・天橋立・東舞鶴などを結ぶ特急電車として、平成23年春から営業を開始します。さらに列車名ですが、これまで大阪と城崎温泉方面を結ぶ特急電車は、「北近畿」の愛称で親しまれてきましたが、「こうのとり」に変更します。これは、地元から名称変更の強いご要望をいただきましたことと、コウノトリを保護し育成するという取り組みに、私たちとして共感させていただいたことが変更の理由です。
 名古屋市では、10月29日までCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が開催されております。そのパートナーシップ事業として、10月30,31日に豊岡市で「第4回コウノトリ未来・国際会議」が開催されますが、私も最終日である31日に出席し、コウノトリに対する私たちの思いや、特急列車の愛称に「こうのとり」と名付けるに至った経緯をご報告させていただく予定です。

287系新型特急電車 イメージ 

5 企業再生の取り組み

 企業再生の取り組みですが、大きな車輪を回していくためには、集中してエネルギーを投入する必要があるとの思いで、昨年12月から1年間という期限を設けて取り組んでまいりました。ただ、企業風土等をテーマに取り扱う場合、1年間という期限ではとても終わるものではなく、今終えると中途半端になってしまうことが危惧されます。1年間が経過した時点で企業再生推進本部という組織は解消しますが、今後どのような取り組みを推進していくか、何を継続し何を完成させるかなど、現在、議論しているところです。成案まとまりましたら報告させていただきます。

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※掲載内容は、特別に記載のない限り、各プレスリリースに記載された発表日現在のデータです。

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※募集期間など、一定の期間があるニュースについては、期間経過後に削除しているものがあります。

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