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「坂の上の雲」“軍神”広瀬中佐の恋人に秘密 旧ソ連が偽情報か (1/3ページ)

2010.10.18 13:06
このニュースのトピックスロシア・CIS

 日露戦争の英雄、広瀬武夫中佐の恋人、アリアズナの父親として知られるロシア海軍水路部長のコワレフスキー少将が実在しないことが、日露の研究家の調査でわかった。本当の父親はロシア海軍省海事技術委員会のコワリスキー大佐。機雷敷設の専門家で、広瀬が軍事知識を狙って近づいた可能性が高いという。ロシア海軍省の不手際が明るみに出ることを嫌った旧ソ連政府が、偽情報を流したために虚説が流布した、と研究家は推論している。

 NHKドラマ「坂の上の雲」(原作・司馬遼太郎)にも登場する広瀬は、日露戦争の旅順口閉塞(へいそく)戦で、行方不明になった杉野孫七兵曹長を捜し続けたことが一因になって36歳で戦死。その勇気と人柄が称賛され、文部省唱歌「広瀬中佐」が作られるなど日本初の軍神として尊崇された。

 軍人に妻子は不要という考えから独身を貫いたが、唯一の恋人がロシア滞在中に交際したアリアズナ。アリアズナは、ロシア海軍水路部長のコワレフスキー少将の長女とされていた。昭和36年に発行され、広瀬再評価の契機を作った元東大教授、島田謹二氏の『ロシヤにおける広瀬武夫』が根拠になっている。

このニュースの写真

アリアズナ一家と伝えられている写真(広瀬神社所蔵)

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