さくらんぼ小学校、アダルトサイトに同じ名が生産量日本一のサクランボにあやかって山形県東根市が来年4月に新設する「さくらんぼ小学校」と同名のアダルトサイトが存在することが分かり、同市に校名再考などを求める声が寄せられている。 サイトには少女のわいせつなイラスト画像が載っており、市は、不安の声に対して10月の市報で選考経緯を改めて説明する方針。 校名は昨年12月、市民からの公募で最多得票を得て決まった。特産「佐藤錦」などで知られる東根市では、新幹線の駅名やマラソン大会の名称にも「さくらんぼ」が使われている。 市は似た校名がないか事前に確認したが、インターネットではチェックしていなかった。 同名のサイトは、少女のキャラクターの全裸画像やアダルトゲームの販売情報などを掲載。市は、匿名の電子メールの指摘でサイトの存在を把握した。 市には、校名の再考、児童への影響や風評被害を懸念するメールが既に30件近くあり、保護者からとみられるものも目立つという。 息子が入学予定の男性(41)は「興味本位で足を運ぶ者も出てくるかも」と不安を口にする。 ◆市長「変えない」◆ 土田正剛市長は「校名を変えれば、かえってアダルトの世界を正当化することになる」などとし、校名変更の考えはないとしている。 ネットセキュリティー会社「ネットエージェント」(東京)は「企業名や製品名を考える際は、ふさわしくない類似の名称がないか必ず調査する。小学校の名称なら、なおさら細心の注意が必要」と指摘している。 (2010年9月8日11時17分 読売新聞)
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