7月
30日
2010

新造双胴船が就航へ 欠航率改善に期待tweet!

Category: 社会・経済



8月末にも運航開始
船名は「ぱいぱてぃろーま」

 波照間海運(上原元代表)の高速フェリー「ニューはてるま」(19トン、旅客定員80人)に代わり、8月下旬から高速双胴船「ぱいぱてぃろーま」(88トン、120人)が石垣|波照間航路に就航する。消波装置(支柱付加可動式水中翼)を備えた双胴船で欠航率の改善が期待されており、29日午前、石垣港離島ターミナル会議室で開かれた船名の記者発表で同社の山内昌國専務は「島民の生活の足として頑張りたい」と抱負を述べた。

 同船は新造代替船として沖縄振興開発金融公庫や沖縄総合事務局、地方自治体などが出資する県離島海運振興株式会社が建造。波照間海運にリースする形で、同航路を運航する。
 同船は大阪の造船所で31日に進水式を行い、8月中旬には石垣港に到着し、同月下旬から就航する予定。9月1日には波照間島で就航式典と祝賀会が行われる。

 欠航率の改善について山内専務は「実際に運航してみないと分からないが、安全性の確保、島民の生活の足を第一に考えて、船の選定をした」と話した。
 船名は波照間小中学校の児童生徒らを対象に公募。小学校49点、中学校25点の計74点の応募があり、安里希望さん(中1)の作品が特選に選ばれ、命名された。
 「ぱいぱてぃろーま」は、波照間島の伝説で「理想郷」を意味するという。名称の募集にはこのほか、「パイパティローマ」や「ベスマスター」などの応募作品があり、特選を含む8点が入賞。就航式典と祝賀会で表彰される。
 選考委員長を務めた波照間島出身の慶田盛安三町教育長は「船に対する関心は非常に高く、子どもたちも新しい船に対して夢と希望を持って名称を考えてくれた」と船名公募に礼を述べた。

 他の入賞者は次の通り。

【優秀賞】
 大嶺日向子(小3)、大仲航平(小3)

【優良賞】
 後冨底たけし(小2)、金嶺響(小3)、大仲雅人(中3)、玉城碧(中2)、前迎きよみ(小2)

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