「反日解説」で物議の当事者が「むしろ日本寄りで心配した」と釈明

  サッカーワールドカップ、14日の日本対カメルーン戦で、中継の試合に対する解説を担当し、カメルーン寄りの解説を行ったとして物議の渦中にある車範根氏が、自ら「そんなことはない」と釈明したことが明らかになった。韓国メディアが次々と報じている。

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  韓国では、車範根氏の日本戦での解説をめぐり「公正さを欠いた解説」と批判する声と「韓国人として理解できる」と擁護(ようご)する声に分かれており、このニュースを伝えた記事のコメント欄でもその是非をめぐり舌戦が繰り広げられている。ポータルサイトの人気検索ワードで「車範根 偏(かたよ)った解説」が一位に名を連ねたことからも、この話題への関心の高さをうかがうことができる。

  この状態を受け、当事者の車範根氏がネットユーザーの質問に答えるイベントコーナーで「偏った解説?そんなことはない。むしろ序盤からあまりにも日本寄りになっていなかったか心配だった」と「反日解説」の指摘を一蹴した。そして、「日本代表の岡田監督はプレゼントを贈り合う少ない友人の一人である」と、親密な関係であることを明かしたという。

  また、車範根氏は哨戒艦沈没事件で緊張関係が続く北朝鮮のチームについても「北朝鮮の選手に愛情を感じる」との心境を告白した。「反日解説」の騒動に続き、さらに大きな波紋を呼びそうだ。(編集担当:金志秀)

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