ミュージック 特集&ピックアップ

　16：00　タイ・バンコクに到着。東京の小雪舞い散る寒さから一転、熱気で包まれた空港では、出迎えたマスコミとファンの前で花束贈呈が行われた。次に向かったイベント広場『サイアム・ディスカバリー・センター』では、ミニイベントを開催！司会者からの質問に、該当する人が挙手するルールで、「おしゃべりなのは？（夏焼雅）」「寝るのが好きなのは？（清水佐紀、嗣永桃子、須藤茉麻）」など、最初のうちは快調に手が挙がったが、「カラオケでマイクを手放さないのは？」「1番甘えん坊なのは？」など、自己申告しづらい（そうは思いたくない）質問では、誰の手も上がらないことも。そんな時は他のメンバーからの推薦で「マイクを離さない」のは夏焼（清水からの推薦）、「甘えん坊」なのは菅谷梨紗子（清水、嗣永からの推薦）に決定！大盛り上がりで初日を終えた。

　2日目は開局40周年を迎えたテレビ局『チャンネル3』に生出演。待ち時間も通訳さんにタイ語を教えてもらって、やる気十分！放送では「ジンギスカン」の振り付けを披露したり、「タイのみなさんに温かく迎えられてすごく嬉しいです」とファンにメッセージを送った。その後コンサート会場に移り、最終リハーサルスタート。実際のセットを使った初めてのリハーサルということもあり、音響、照明などを入念にチェック。スタッフからの指示に「はい！」と大きな声で返事をし、迅速に対応するなど、プロとしての真剣さが伝わってくる。リハーサル終了後は、タイで人気の音楽番組『チャンネルV』に生出演。リハーサルの疲れなど全く感じさせず、MCと一緒に「モンキーダンス」の“猿のポーズ”をするなど、おちゃめに笑いを誘った。

　コンサート本番のため、朝からスタジアム入り。入念なストレッチと発声練習を行った後、衣装に着替えてゲネプロ開始。本番直前のメンバーは「ステージがすごく広いので、倒れないように…でも、倒れるくらい一生懸命頑張ります！」（夏焼）、「1度しかないので、悔いが残らない最高のステージにしたいと思います」（熊井友理奈）、「みなさん振り付けも完璧に覚えているみたいなので、期待に応えられるように歌って踊ります！」（菅谷）、「Berryz工房7人と、スタッフさん全員が力を合わせた、最高のパフォーマンスをお見せします」（清水）と気合十分。
　本番では、タイでも人気の「ジンギスカン」「行け 行け モンキーダンス」、新曲「雄叫びボーイ WAO！」など全21曲を披露。ファンと一緒に歌い踊る、まさに暑くて熱いステージとなった。終演直後のメンバーを直撃すると「タイのみなさんの声を聞くことができて、ライブっていいなって改めて思いました」（徳永千奈美）、「次はもっと言葉を覚えて、タイ語で歌えるようになりたいです」（須藤）、「国は違っても、歌を通して交流できたことがスゴク嬉しかったです！」（嗣永）と、充実した笑顔に満ち溢れていた。タイでの出来事は、彼女たちにとっても貴重な経験になったようだ。

　コンサート開演前、会場の外では『Berryz工房 パフォーマンスコンテスト』が開催されていた。特設ステージの上には、手作りの衣装に身を包んだ男女が、Beryz工房の音楽に合わせて完璧なダンスパフォーマンスを披露。タイでは、このようなイベント（Berryz工房に限らず）が定期的に行われているそうだ。