赤ちゃんザルのクロマグロを抱くピアス=17日正午、高崎山
大分市の高崎山自然動物園で17日、今年最初の赤ちゃんザル(雌)が生まれた。付いた名前は「クロマグロ」。先のワシントン条約締約国会議で、大西洋・地中海のクロマグロの取引禁止議案が提出されたことにちなんで命名された。
母親はC群のピアス(推定16歳)。同日午前9時10分、男性スタッフが園内の餌場で確認した。C群は16日の昼すぎから山に戻っていたため、「昨晩から今朝にかけて生まれたのではないか」と同園。赤ちゃんザルの“初出産”は昨年よりも1カ月ほど早いという。
ピアスにとってクロマグロは6番目で初の雌。大事そうに胸に抱き、時折、まな娘の毛づくろいをしながら木陰などで静養している。見物していた女性客の1人は「サルなのにクロマグロ。ユニークな名前でかわいらしいですね」。
同園ではこれから8月までが出産シーズン。今年はB、C両群で200匹前後の出産を見込んでいる。
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