たけし『金言』真央に“女優のススメ”
長嶋茂雄氏との思い出話で爆笑を誘うビートたけし(左)=都内のホテル(撮影・開出 牧)
タレントのビートたけし(63)が28日、都内で行われた「第19回東京スポーツ映画大賞 第10回ビートたけしのエンターテインメント賞」授賞式に出席。バンクーバー五輪女子フィギュアスケートで銀メダルに終わった浅田真央(19)に“女優のススメ”を説いた。たけしは「キム・ヨナは役者として演技力がすごい。真央ちゃんも芝居を勉強した方がいい」とアドバイスした。また同授賞式には長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督(74)らも出席した。
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「世界のキタノ」が、14年のソチ五輪での金メダルを狙う浅田真央に秘策を伝授した。
五輪をテレビ観戦したというたけしは、印象的だった選手として、女子フィギュアで金メダルに輝いたキム・ヨナの名を挙げ「役者として演技力がうまいな。技術は真央ちゃんと変わらないし、ジャンプは難しいことやっていないのに、演技力が圧倒的だった」と持論を展開。その上で「真央ちゃんは芝居を勉強したらいいよ」と“女優のススメ”を説いた。
確かに今大会では浅田は、女子ではフリーで史上初の2回のトリプルアクセルを決めるなど、キムを上回るジャンプ技術を披露しながら、完成度と出来ばえ点などで後塵(こうじん)を拝した。一方、キム・ヨナはショートプログラムでは映画「007」シリーズのテーマに乗せ、セクシーなボンドガールに成り切り、会場や審査員も魅了した。
ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞するなど、映画監督として金メダル級の活躍を見せるたけし。女優に対する演出力も世界的に評価が高い。それだけに、4年後のリベンジに燃える浅田に対し、さらなる飛躍に期待を込め“キタノ流”の助言を送った。
(2010年2月28日)
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