原田龍二がチキンラーメンの父ドラマ化で主演

　日清食品創業者の故・安藤百福さんの生誕１００年を記念した特別番組「インスタントラーメン発明物語　安藤百福伝（仮）」（全国ネット＝３月５日、後１時５５分）を毎日テレビが放送することが１６日、分かった。徳光和夫（６９）がＭＣを担当。再現ドラマで主人公を演じる俳優の原田龍二（３９）が、このほどスポーツ報知のインタビューに応じた。

　原田が演じるのは安藤さんの３３歳から晩年まで。幼少期に両親を亡くし、順調だった事業も戦争で失った。また戦後に理事長を引き受けた信用組合が破たんするなど波乱の人生。「失敗もすべて成功への起爆剤になっているんです。本当にドラマチックだし、ドラマにすべき人物ですよね」と、尊敬のまなざしを向ける。

　ハイライトはチキンラーメン誕生の瞬間だ。すべてを失い、４７歳からの再スタート。「家族と一緒につくり上げたというところが好きですね。一般市民の立場からいろんなことを発想されたんだな思います」と話す。料理シーンも出てくるが「僕は料理を全然しない（笑い）。でもできるようになりたいという気持ちは年齢とともに強くなっているので、口だけにならないようにしないと」と、プライベートでの目標もできた。

　普段の現場でもカップめんは大活躍。「しょうゆ味が好きで、お弁当と一緒に食べますね。冬にあったかいものを食べたい時にこんなに便利なものないですよ」と重宝しているという。この役に出会う前と後では、カップラーメンの味も変わったそうだ。「ありがたみが違う。皆さんにもぜひ、知ってほしいです」とアピールした。