増穂町鰍沢町合併協議会

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会長　石川洋司
（鰍沢町長）

副会長　志村　学
（増穂町長）

このたび、増穂町・鰍沢町合併協議会が正式に発足し、両町の合併に向けての具体的な協議を始めることになりました。
　振り返りますと、両町は、明治の大合併、昭和の大合併といわれる２度の合併を経て、今日まで長い歴史を築いてまいりました。そして今、地方分権の進展や少子高齢化の進行、広域的な行政需要の増加、国・地方の厳しい財政状況など、社会経済情勢の変化に伴い、みたび歴史の大きな転換期を迎えております。
　現在、両町においては、地方分権に向けて、県から権限(仕事)の移譲が進められるなか、地域の総合的な行政を担うことができるよう、組織体制を充実強化することが喫緊の課題となっております。また、厳しい財政状況に加え、今後も少子高齢化に伴って担税者が減少し、医療・福祉など社会保障関係経費の増大が見込まれるなかで、将来にわたって行政サービス水準の維持・向上を図るためには、行財政基盤の強化が必要であります。市町村合併は、こうした諸課題に対応できる最も有効な手段であることから、両町が力を合わせて新しいまちづくりに向けた検討を行うことといたしました。
　市町村合併は、住民生活や地域の将来に大きく関わる問題でありますことから、合併協議会におきましては、互助、互譲の精神を基本とし、両町の歴史や文化などを尊重しながら、あらゆる方面から調査・研究を進めるとともに、町民の皆さまからのご意見・ご要望を十分に協議に反映させながら、両町の魅力を最大限に発揮できる「新たなまちづくりの指針」を見出していきたいと考えております。
　今回の合併協議は、合併新法の施行期限である平成２２年３月末までの合併を目指して進めることとなりますので、残された時間は決して十分とはいえませんが、両町民の皆さまにとってより良い合併となるよう、鋭意努力してまいる所存でありますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。