映画「リアル鬼ごっこ２」のロケで戦闘シーンに挑む吉永淳。華麗なキックにびっくり！

◆　来年６月公開「リアル鬼ごっこ２」　◆

　昨年大ヒットした映画「リアル鬼ごっこ」の続編で、来年６月公開の「リアル鬼ごっこ２」（柴田一成監督）のヒロインに、才色兼備の女子高生が抜てきされた。大阪府有数の進学校の１年生、吉永淳（１６）。中学時代にファッション誌のモデルを務めていた美少女で、柴田監督も「いずれ日本を代表する女優になる」と確信している逸材だ。

◆　才色兼備の高校１年生　◆

　関東北部の撮影現場。屈強な鬼どもに追い掛けられながら、戦闘服姿でマシンガンをぶっ放す黒髪の美少女がいた。

　つぶらな瞳としっかりした眉（まゆ）は、同じ芸名の大先輩・吉永小百合をほうふつとさせる正統派。高校では合気道部に所属し、アクションシーンの飲み込みの早さに屈強な共演者たちも舌を巻くほど。戦闘シーンの感想を「バンバン相手が倒れていくのがすごく快感です」とほほ笑んだ。

　「リアル鬼ごっと２」は前作同様「佐藤」姓の人間が鬼に追いかけられ、捕まると殺されてしまうサバイバルゲームを描いた物語。吉永は石田卓也（２２）演じる主人公の妹でレジスタンスのリーダーという重要な役。

　中学時代にファッション誌「Ｈａｎａ＊ｃｈｕ→」のモデルを務めていたとはいえ、芸能界ではまったくの無名。抜てきした柴田監督は「以前、別の作品のオーディションで見たことがあって、女優としての勘の良さを覚えていた」という。「それは天性のもので、こっちが思い描く通りの演技をしてくる。ルックスもアイドルではなく“女優顔”。現場はすっかり彼女の虜（とりこ）だよ。必ず日本を代表する女優の一人になる」と大成することを確信している。

　大阪屈指の進学校のため学業と両立させながらの女優活動。大学進学を目指しているあたりも早大卒の小百合と同じ。夢は「いつかカンヌ（映画祭）のレッドカーペットを踏むこと」と胸を膨らませている。

　★吉永淳（よしなが・じゅん）　１９９３年（平５）５月７日、大阪府生まれ。幼いころから父親と年に１００本近くの映画を見ていた。趣味はスキューバダイビング。特技は３歳から習っているピアノとフルート。身長１メートル６０、スリーサイズは上から７４・５７・８２センチ。血液型Ａ。

[ 2009年12月13日付 ]