福山雅治が紅白出場！１６年ぶり２度目

　俳優で歌手の福山雅治（４０）が大みそかの第６０回ＮＨＫ紅白歌合戦（後７時１５分）に出場することが１８日、分かった。福山の出場は今年の「目玉」のひとつで、１９９３年に「ＭＥＬＯＤＹ」を歌って以来１６年ぶり２度目。来年１月３日スタートのＮＨＫ大河ドラマ「龍馬伝」（日曜・後８時、全４８回）で主人公の坂本龍馬役を演じるだけに、２０１０年の同局の「顔」として、紅白の盛り上げに一役買って出る。

　福山が１６年ぶりに紅白のステージに帰ってくる。例年、翌年の大河の主役は審査員を務めることが多かったが、福山はシンガー・ソングライターとして人気、実力ともに申し分なし。自身にとっても、プライベートでも２月に不惑を迎え、区切りの年になったことも、オファーを受ける要因になった。

　翌年に大河主演を控えたアーティストが紅白で歌うのは特別なこと。過去に「新選組！」（０４年）のＳＭＡＰ・香取慎吾（３２）がいるが、ソロアーティストとしては福山が初めてになる。

　デビュー２０周年のアニバーサリーイヤーだった今年は、充実した活動を行ってきた。５月に初の単独武道館公演。６月から４か月間にわたり自身最大規模となる約５０万人動員の全国ツアーを行った。８月には、地元の長崎・稲佐山で凱旋公演も実現。また、９年ぶりに年間２枚のシングル「化身」「はつ恋」（１２月１６日）を発売し、８年ぶりにオリジナルアルバム「残響」も発表した。０９年の音楽活動を締めくくる意味で、紅白は持ってこいの場になった。

　一番の懸念事項だった撮影スケジュールの問題も、同局の大河スタッフと紅白スタッフとの調整作業でクリア。１０月のクランクイン後、急ピッチで撮影を続けており、現在は、スタジオ撮りと屋外ロケとを繰り返しているという。

　年内の撮影が終わり次第、大みそかのステージに向けた準備を始める。演奏場所を含め、衣装や演出が見どころになるが、これから決まっていくという。関係者によると、福山は並々ならぬ意気込みをみせているようで、今年一番のパフォーマンスをみせてくれることは間違いない。