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投票所210カ所の全票無効を勧告 アフガン選管筋「カルザイ票48%」 (1/2ページ)

2009.10.20 01:30

 【ニューデリー=田北真樹子】8月20日に行われたアフガニスタン大統領選で、国連主導の不服審査委員会(ECC)は19日、不正票の調査結果を選挙管理委員会に提出した。選管がECCの調査結果に基づき不正票を無効とし、決選投票の実施を決定するかどうかが焦点。選管筋は、不正票を無効とした場合の現職カルザイ大統領の得票率は約48%で、勝利に必要な過半数を割るとしている。このため、2位のアブドラ元外相との決選投票になるとの見方が強まっている。

 9月16日に発表された暫定結果では、カルザイ氏が得票率54・6%を獲得し、勝利に必要な過半数を制した。アブドラ氏は27・8%だった。ECCは調査結果の中で、210カ所の投票所での全票を無効とし、他の投票所についても一定の票を無効にすべきだと、選管に勧告した。

 ECCの調査結果と、選管による最終集計結果は、17日に発表されるとの見通しが強まっていた。だが、調査結果を非公式に知らされたカルザイ氏側が強く反発したという。

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