[PR]
ニュース:政治 RSS feed
日露首脳会談 領土問題は「われわれの世代で解決を」
このニュースのトピックス:領土問題
【ニューヨーク=今堀守通】訪米中の鳩山由紀夫首相は23日昼(日本時間24日未明)、ニューヨーク市内のホテルでロシアのメドべージェフ大統領と会談した。北方領土問題について「日ソ国交正常化から50年以上たったが、いまだ平和条約が締結されていないことは、両国にとってマイナスだ。われわれの世代で領土問題を最終的に解決させ、平和条約が締結されるよう、大統領のリーダーシップに期待したい」と述べ、問題解決への強い意欲をみせた。
これを受けて、11月にシンガポールで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の場で次回の首脳会談を行い、その際に領土問題について議論を深めるよう準備していくことや、外相レベル協議も定期的に開催していくことでも一致した。
領土問題をめぐっては、大統領が「ロシアとしてあらゆる困難な問題の審議を行う用意がある」と言明。さらに「平和条約交渉を精力的に行っていきたい。『独創的なアプローチ』を発揮する用意もあるが、法的な範囲の中で議論を行うことも重要だ。過去の遺産を政治的に解決することは可能だ」との認識を示すと、首相は「独創的なアプローチ」について「考え方をはっきり示してほしい」と促す場面もあった。
サハリンや東シベリア開発について、首相が「日露が有する高い技術で協力することで、ウイン・ウインの関係を構築できるのではないか。政治と経済の問題を、車の両輪で進めていくことで互いによい影響を与えることができる」と強調すると、大統領も同意。首相はまた、北朝鮮の拉致問題解決に向けて、大統領との協力関係を強めたいとの意向を示した。
このニュースの写真
関連ニュース
[PR]
[PR]