| 田園風景の中を走る列車。 観月さんと一緒に座っているのは、日本の紙幣に登場する重鎮の方々、野口英世さん、夏目漱石さん、福沢諭吉さんです。旅行の開放感からか、4人は楽しそうにゲームを始めます。 題して「Visaで支払い山手線ゲーム」。 まずは野口さんが、「ケータイ!」、 観月さんは「電気」、 夏目さんは「ガス代」とちょっと自信なさそうに、 福沢さんは威厳を持って「新聞」、 さらに、野口さんが今度は「水道代」、 とそれぞれVisaで支払いができるものを答えていきます。 再び順番が回ってきた観月さん、今度は「年金!」と答えます。すると、年金ではVisaカードが払えないと思っていた他の3人は「あ、間違えた」「ブブー!」と言って、一斉に観月さんを指指します。 しかし、観月さんは落ち着いてVisaカードを取り出して、3人をたしなめます。 「知らないの?国民年金もVisaでOKになったのよ!」 観月さんの言葉に、3人とも 「お~っ」、「ほんと?」、「さすが!」と感心するのでした。 そんな4人を乗せた列車は、富士山のふもとを走り続けます。『月々の支払いもVisa』というメッセージとともに、Visaマークが点滅します。 ラストは2パターン。 観月さんが紙幣の3人と一緒にVisaのシンボルである、近未来的列車に乗り換えようとする「Visaに乗り換え!」バージョンと、観月さんが「さよなら現金さ~ん!」と言って紙幣の3人とお別れをするバージョンがあります。 |
撮影こぼれ話 前作に引き続き観月ありささんが登場。 国民年金でも使えるようになったVisaカードの便利さを、 分かりやすく伝えてくれています。 そして、観月さんとともに登場して頂いたのは、紙幣でおなじみの 野口英世さん、夏目漱石さん、福沢諭吉さん(のそっくりさんたち)。 前作では、CGだった紙幣のキャラクターたちがついに実写で登場しました。 今回、実写での製作が決定すると、すぐに紙幣キャラクター役のオーディションがスタート。誰もが「似てる!」と思えるような3人が見つかるまでオーディションが繰り返されました。 さらに、衣装もお札の肖像画そっくりになるよう検討を重ね、 最終的に全てが出来上がったのは撮影の前日でした。 小道具にもこだわっています。最後のシーンで駅のホームに立つ野口さん役が首からさげているのは、生前ご本人が愛用していたカメラと同じ形のものだとのこと。 撮影当日、紙幣役の3人は撮影が始まる7時間も前の朝3時からメイクを開始。 準備万端で撮影が開始されました。 舞台となる列車内のシーンは、実際に走行する列車の中で撮影されています。 幸い、天候には恵まれましたが、別の車両には一般のお客様が乗車し、通常通り運行している列車の中での撮影。 しかもトンネルなど暗いところでは撮影ができず、時間的な余裕は一切なし、という厳しい条件のもと、緊張感あふれる撮影となりました。 それでも、観月さんの演技は「さすが!」の一言。順調に進みます。 紙幣役の3人も、それぞれが完全に歴史上の人物になりきっています。 そして予定時間内に無事撮影が終了。 スタッフ一同、本当にほっとしたのでした。 <紙幣役の3人について> では、厳しい選考を勝ち残った紙幣役の3人について、ここで簡単にご紹介しましょう。 3人の中でも最も選考が難航したのは福沢諭吉さんです。 髪型から眉毛までご本人そっくりのメイクを施し、映像中の顔の角度まで 紙幣の肖像画と同じになるよう、練習を重ねています。 夏目漱石役の方は、実は漱石さんご本人のご親戚なのだそう。 オーディションの際には人一倍プレッシャーを感じられていたようですが、 見事、今回の役を射止められました。 野口英世役の方は、偶然にも「小学生のときに、学芸会で野口英世を 演じたことがある」ということです。 もしかすると、小学校のときからそっくりだったのかもしれませんね。 |