今夏はノンアルコールビールが好調のようだ。今年4月にキリンビールが発売したアルコール0.00%の「キリンフリー」が異例の売れ行きを見せ、キリンは年間販売目標を2度にわたり上方修正した。同社は「飲酒運転のない社会を目指して」とPR。レジャーや帰省など移動の多い夏に初めて口にしたという人も少なくないようで、さまざまなブログで感想がつづられている。
かつての“ノンアルコールビール”は、実際には微量ながらもアルコールを含んでいたが、今回の商品は初の「アルコール0.00%」。その安心感に背を押された人もいたようだ。運転の場以外でも、「仕事しながら」「真夏のゴルフの後に」「海辺で読書しながら」など思い思いのシチュエーションで“真夏のビールの爽快感”を楽しむ様子が語られている。味の評価は人それぞれだが、ビールを飲んだ気分を味わうには十分のようだ。
今までアルコールを飲めなかった人からは、人が集まる場で「みんなと同じ気分になれて嬉しい」という感想も。訪問先で授乳中の妻に出されたノンアルコールビールを「飲みたくても飲めない。(中略)そんな気持ちを十分に理解しているママ友の心のこもったおもてなし」と語るのは『東雲うまれ 豊洲そだち』のブロガーだ。ブログ『子子のこごと』では、下戸だった父親がノンアルコールビールを楽しむ様子を「ノンアルコールだけど『ビールを飲んだ』ってことが嬉しいみたいで(中略)はしゃぎように笑ってしまう」と和やかにつづっている。
9月1日には、アサヒビールがアルコール0.00%の「アサヒポイントゼロ」を発売し、このジャンルに参入する。「キリンフリー」も現在の350ml缶に加えて500ml缶を9月16日に発売することを発表した。新たなジャンルとして拡大しそうな勢いのノンアルコールビール。今後も注目したい。(ひかる)(情報提供:ココログニュース)
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