2009年3月13日11時36分
道頓堀川に投げ込まれたカーネル人形がかけていたのと同じ型の眼鏡=福井県鯖江市役所
大阪・道頓堀川から引き揚げられたカーネル・サンダース像。トレードマークのメガネは見つからなかった
大阪・ミナミの道頓堀川で24年ぶりに見つかったケンタッキーフライドチキンのカーネル・サンダース人形に、日本一の眼鏡枠産地の福井県鯖江市と同県眼鏡協会が新しい眼鏡を贈ることを決めた。川から引き揚げられた人形が眼鏡を「紛失」していたため、「元の姿に戻ってほしいと考えた」(眼鏡協会)という。投げ込まれた85年当時、人形の眼鏡を作っていたのが同市内のメーカーで、同じ部品が残っていた。
日本ケンタッキー・フライド・チキン広報室によると、カーネル人形がかけているのは本物の老眼鏡。全国約1150店の7〜8割に人形が置いてあり、数年前まで鯖江産を使っていたが、近年は中国産に切り替えたという。同室は「カーネルもこれでまた目がよく見えると喜ぶでしょう」と話している。このほかにも眼鏡メーカーなど5、6社が「うちの眼鏡をかけてほしい」とプレゼントを申し入れているという。