【ロンドン斉藤信宏】オバマ米大統領は2日、主要20カ国・地域(G20)による第2回金融サミット(緊急首脳会議)閉幕を受けて会見し、「歴史的な会議だった。世界経済の回復に向けた転換点となるだろう」と成果を強調。これまでに各国が表明した景気刺激策について「不況の深刻化を防ぐ上で極めて重要なものとなった」と評価した。
米欧が金融規制や財政政策を巡り激しく対立していると報じられたことについては「率直で開かれた議論を意見の対立と取り違えている」と反論した。
また、麻生太郎首相ら各国の首脳は会議後、次回のサミットを9月の国連総会に合わせてニューヨークで開くことを明らかにした。
毎日新聞 2009年4月3日 東京夕刊