2009年4月8日22時20分
国土交通省は、新経済対策に羽田空港の滑走路の延伸を盛り込む方針を固めた。3本ある羽田の滑走路のうち、3千メートルの1本を360メートルほど延ばす。約5年で完成させ、欧州や北米東海岸など遠距離の国際線に大型機を飛ばせるようにする。総事業費は約300億円で、約50億円を09年度補正予算に盛り込む。
需要急減に直面している航空業界の支援のため、羽田の発着枠を新たに割り当てることも決めた。政府要人の輸送や新聞社の取材などに使われる公用の発着枠が1日10便分余りあり、うち2便程度を航空会社に割り当てる。
航空会社が米国で受けた航空機の安全に関する検査や承認をそのまま日本でも認める対応も始め、手続きの手間やコストを省く。