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“カーネルの呪い”生みの親「ナイトスクープ」、きっかけは怨霊思想

3月12日13時29分配信 サンケイスポーツ


“カーネルの呪い”生みの親「ナイトスクープ」、きっかけは怨霊思想

道頓堀川から引き上げられ、上半身と下半身が合体したカーネル人形=11日午前11時59分、大阪市中央区(写真:サンケイスポーツ)

 連日の捜索で、ついに“人間の姿”となって生き返ったカーネル・サンダース人形。これでタイガースファンは「“カーネル・サンダースの呪い”が解ける」と沸き立っている。伝説のルーツとなったのが、1988年放送されたABCテレビの人気深夜番組「探偵!ナイトスクープ」(金曜後11・17)。当時のプロデューサーで現チーフプロデューサー、松本修氏(59)は「ぜひ番組を見に来て欲しい」とラブコールを送った。

【写真で見る】カーネル人形とタイガース…浅からぬ縁の歩み

 「よく出てきてくれた!」。カーネル人形の奇跡の“生還”に、松本プロデューサーは興奮を抑えきれなかった。

 関西人なら知らぬ者はいない人気番組「探偵!ナイトスクープ」。実は、1988年3月5日の初回放送が、「カーネル人形の救出作戦」がテーマだったのだ。

 当時、阪神は、日本一になった85年以降、3位(86年)、6位(6位)と成績が低迷。番組ではその原因を人形が道頓堀川へ投げ込まれたことによる「カーネル・サンダース人形のたたり」と突き止め、人形を探し出して、たたりを解こうとしたのだった。

 救出作戦は、松本氏と当時の局長で元タレント、上岡龍太郎さん(66)が、哲学家、梅原猛氏(83)の評論「水底の歌」から発案。抗争に巻き込まれて刑死した飛鳥時代の歌人、柿本人麻呂を論じたもので、松本氏は「不遇の死を遂げた人のたたり。日本人が昔から持っている『怨霊思想』で、まさにカーネル・サンダース人形だと感じた。救って、祓い清めない限り、阪神は優勝できないと思った」と当時を振り返った。

 番組では同年4月にも放送し、3度のわたって救出作戦を敢行。2回はダイバーを川に潜らせ、他のサンダース人形を借りて、当時のケンタッキーフライドチキン道頓堀店の店長らと選手御用達の広田神社(西宮市)で優勝祈願、鎮魂をしたこともあった。

 番組は15日、特番だが、22年目で初めてゴールデンタイムにで放送(後7・0)される。

 松本氏は「お祝いをするために上がってきたとした考えられない。『おめでとう』と言うために上がってきたんだと思う」と奇跡ともいえる巡り合わせに感慨深げ。「その気持ちを大事に、放送でも取り入れたい。個人的には、せっかく戻ってきてくれたんだから、ぜひ番組を見にきてほしい」と話していた。

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最終更新:3月13日10時9分

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