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自治体の「婚活」支援拡大 パーティーや講座、仲人…
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未婚男女が出会いの場を求める「婚活(結婚活動)」を自治体が支援する動きが広がっている。
前橋市のホテルのパーティー会場。未婚の男女52人が1対1で向き合い、仕事や趣味を初対面の相手に熱くアピール。群馬県が今年始めた結婚支援事業「ぐんま赤い糸プロジェクト」。13組のカップルが誕生した。参加した男性(33)は「相手を探そうにも、職場に女性が少なく出会いがなかった。こういう機会がもっと増えてほしい」。
奈良県では月30回もイベントを開き、岐阜県や福井県、山梨県は身だしなみや会話のマナーを教えるスキルアップの講座を開催。鹿児島県はボランティアの活動員が相手を紹介し合う「仲人型」。民間業者に委託しているケースもある。
国勢調査(平成17年)によると、30代前半の男性の約47%、女性の約32%が結婚をしていない。自治体が支援に力を入れる背景にあるのは、少子化による労働力人口の減少と経済成長率の低下への危機感からだ。