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平成20年6月6日
報道関係資料
社団法人 日本記録メディア工業会
平成19年の記録メディア製品国内需要予測公表値の検証結果
― 需要拡大が続く追記型DVD ―
 社団法人 日本記録メディア工業会(会長 角田 義人)はこのほど、昨年11月に発表した記録メディア製品の世界需要予測のうち、推定実績として発表した平成19年における国内需要予測の実績検証を行った。

<光/光磁気ディスク>
 データ用CD−Rは前年比3%減の329百万枚、平成15年をピークに減少傾向が続いているが、デジタルカメラ写真の保存をはじめ最も手軽で身近な記録メディアとして予想以上に健闘している。録音用CD−Rは予測通りの前年比18%増の40百万枚、CD−RW(録音用、データ用含む)も予測通りの前年比17%減の15百万枚の実績であった。3.5型MOは前年比35%減の5,200千枚と大幅な需要減となった。
 追記型DVD録画用がDVDレコーダー需要の伸びを背景に予測をさらに上回り前年比19%増の474百万枚、データ用は予測通りの前年比15%増の410百万枚であった。録画用、データ用いずれも2ケタ成長で好調な需要拡大が続いた。しかし書換型DVD録画用が前年実績を上回ったものの110百万枚と予測を下回り、データ用は予測通りの実績ではあったが前年比11%減の8百万枚と伸び悩んだ。また8pDVD追記型が前年比33%増の4百万枚、書換型が前年比横ばいの4百万枚といずれも予測を下回った。HDDムービー、カードムービーとの競合が大きく影響した。記録メディア市場を牽引する記録型DVDメディアではあるが、用途別需要でこれまでの右肩上がりの需要拡大から構造変化が窺える結果となった。

<磁気メディア>
 オーディオカセットテープは予測を上回ったが前年比13%減の46百万巻、録音用ミニディスクは予測通りの前年比27%減の62百万枚、フルカセットビデオテープは前年比29%減の78百万巻、ムービー用カセットテープの大半を占めるミニDVカセットは前年比23%減の27百万巻、フロッピーディスクは前年比36%減の30百万枚といずれも10%から30%台の大幅な需要減となった。
 オーディオではHDD対応の携帯型デジタルオーディオの台頭やインターネット音楽配信の普及、ビデオでは記録型DVDの急速な需要拡大、ムービーではテープからHDD対応ムービーやカードムービーへのメディアチェンジの加速などを背景に、磁気メディア製品は大きな需要減を強いられている
−国内需要の検証結果−
平成18年 平成19年
データ用CD−R (百万枚) 予測値   309( 91%)
実績値 338( 91%) 329( 97%)
録音用CD−R (百万枚) 予測値   40(118%)
実績値 34(113%) 40(118%)
CD−RW(録音用、データ用含む) (百万枚) 予測値   15( 83%)
実績値 18( 78%) 15( 83%)
追記型DVD 録画用 (百万枚) 予測値   426(107%)
実績値 398(134%) 474(119%)
データ用 (百万枚) 予測値   410(115%)
実績値 356(133%) 410(115%)
書換型DVD 録画用 (百万枚) 予測値   113(112%)
実績値 101(133%) 110(109%)
データ用 (百万枚) 予測値   8( 89%)
実績値 9(129%) 8( 89%)
8cmDVD 追記型 (百万枚) 予測値   5(167%)
実績値 3(150%) 4(133%)
書換型 (百万枚) 予測値   6(150%)
実績値 4(200%) 4(100%)
MO 3.5型MO (千 枚) 予測値   5,700( 71%)
実績値 8,000( 74%) 5,600( 70%)
オーディオカセットテープ (百万巻) 予測値   43( 81%)
実績値 53( 83%) 46( 87%)
録音用ミニディスク (百万枚) 予測値   62( 73%)
実績値 85( 69%) 62( 73%)
フルカセットビデオテープ (百万巻) 予測値   82( 75%)
実績値 110( 71%) 78( 71%)
ムービー用カセットテープ
Cカセ+8ミリ+ミニDVカセット
(百万巻) 予測値   31( 86%)
実績値 36( 82%) 28( 78%)
ミニDVカセット (百万巻) 予測値   30( 86%)
実績値 35( 85%) 27( 77%)
フロッピーディスク (百万枚) 予測値   33( 70%)
実績値 47( 75%) 30( 64%)
この件に対するお問い合わせは下記へ
社団法人 日本記録メディア工業会
電 話 03−3501−0631
FAX 03−3501−0630


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