三菱UFJフィナンシャル・グループは13日夜、モルガン・スタンレーに対して総額90億ドルの出資を実行したと発表した。出資形態は当初予定していた普通株で30億ドル、優先株で60億ドルという組み合わせを変更し、全額優先株とする。モルガンの株価が不安定な現状を踏まえ、普通株の価格変動リスクを回避する狙いだ。
優先株の内訳は転換型優先株が約78億ドル、償還型優先株が約12億ドル。ともに配当利回りは10%とし、普通株への転換価額は25.25ドル。三菱UFJは潜在株式調整後ベースで出資比率20%を維持する権利を有する。
(21:24)