国民生活センター サイトマップ

[2007年11月2日:更新]
[2007年10月26日:公表]

福田内閣総理大臣が当センター相模原事務所を視察


 平成19年10月26日、福田康夫内閣総理大臣が、当センターの相模原事務所を視察されました。

 到着後、まずビデオ映像で「浴槽用浮き輪による幼児の溺死」「電子レンジ使用によるゆで卵の破裂」「自転車用空気入れによる事故」などの商品テストの説明を受けられ、その後、実際に研修風景や商品テスト施設を歩いて視察されました。

 視察後の報道各社からのインタビュー取材の中で福田総理は、独立行政法人改革に関連して国民生活センターの体制について「国民生活センターは大事な組織です。きちんとその仕事が出来る体制があれば独立行政法人でいいと思います。民間ではちょっと無理でしょう」とコメントしました。
概要は次のとおりです。

――視察を終えての感想をお願いします
福田総理:
「こういう施設で商品テスト、国民の安全を守るために、いろいろな安全上のテストをしている。前から聞いてはいたが、実際に見るのは初めてで、とても面白かった。何でもないようなところに危険があるのだなと思います。問題は、どうやって国民の皆様に広く伝えることができるかです」
――今日ご覧になったことをどう政策に反映させますか
福田総理:
「国民生活に直結の話であり、毎日の生活そのものの話です。住宅問題や、食品の安全など、大きな問題というのは方々にあると思います。そういうことをひとつひとつ改善していくことが必要です。そういうことに行政がどういう関わりをもっているか。もし、問題がある、問題を作り出すような行政であれば、それを直していかなければいけない。場合によっては法律改正ということになるかもしれない。そうなると、政治も関係するわけです。だから、政治がそういうものに目を光らせていく必要があるのではないかと思います」
――国民生活センターも独立行政法人ですが、独法改革の中で国民生活センターの体制はどうあるべきとお考えですか
福田総理:
「国民生活センターは大事な組織です。きちんとその仕事が出来る体制があれば独立行政法人でいいと思います。民間ではちょっと無理でしょう。民間だと、消費者・国民から中立な機関というふうにみなしてくれるかどうかという問題があります。中立な立場で、このようなテストをし、それを国民に知らせる。そのような機能は大事であり、国民の生活を考えた場合に大事にしないといけないと思います」
――視察の中で特に印象に残ったのには、どういうものがありましたか
福田総理:
「いろいろなテストをしていることです。また、また、詐欺情報のようなことについて日本全国の消費生活センターで対応しているということについて大変心強く思いました。それから、ここ(相模原事務所)に全国から研修に来ていることです。私は初めて知ったが、これも面白かった。」

(文責:独立行政法人国民生活センター)


写真1
商品テスト施設で、カラーコンタクトレンズ、白髪染め、
健康食品などの商品テスト検体を視察する福田総理大臣

写真2
商品テスト施設で、シュレッダーによる手指切断事故の説明を受ける福田総理大臣

写真3
視察を終え、記者のぶら下がり取材を受ける福田総理大臣

写真4
センターを離れ、再び官邸へ