モーリタニアでクーデター 軍が大統領ら拘束【カイロ6日共同】中東のテレビ局アルジャジーラなどによると、アフリカ北西部モーリタニアの首都ヌアクショットで6日、軍がクーデターを起こし、大統領府を制圧、アブドライ大統領やワゲフ首相らを拘束した。 軍は大統領警護隊長官だったモハメド・アブドルアジズ氏を長とする「国家評議会」を設置するとの声明を発表した。 アブドライ氏は同日朝、クーデターに先立ち、アブドルアジズ氏や軍参謀長らを解任。解任された幹部らがクーデターを主導したとみられている。 軍は政府機関の建物や国営テレビ局などを包囲し、町中に軍部隊を配備している。今のところ衝突などは起きていない。 モーリタニアは2005年8月の無血クーデターで軍事評議会が政権を奪取。07年3月の大統領選で勝利したアブドライ氏が同4月、大統領に就任し民政に移管した。今年7月、内閣が国民議会との対立で総辞職に追い込まれるなど政情が不安定化していた。
【共同通信】
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