曲ごとに様々なアーティストとコラボレートするという斬新なスタイルで、J-POPシーンに確固たる地位を築いている究極のプロデュースユニット「m-flo」。2006年5月18日(木)、クルマと音楽をテーマにしたトークイベント「m-flo talks in Apple Store presented by Netz」がApple Store, Ginzaで行われました。イベントの締め括りとして☆Takuさんがターンテーブルをスピンすると、観客は全員総立ちに。一転してダンスフロアと化したシアタールームにVERBALさんが再登場し、新曲「Summer Time Love」を披露するなど、前代未聞の盛り上がりを見せたイベントとなりました。
コンピュータはずっとMac
VERBAL: DJの1曲目から盛り上がっちゃいましたね。
☆Taku: ぼくらもびっくりしました。
☆Taku: ライブではPowerBook G4を使ってるんですけど、アップル以外はあまり使ったことないんですよね。最初に買ったのがPowerMac 7100で、それ以来ずっとアップルです。
VERBAL: 最近だと、Mac買うとGarageBandが付いてくるじゃないですか。そういうソフトで誰でも音楽を気軽に作れるようになったってのは、昔に比べると大きな進化ですよね。
☆Taku: 制作のほとんどすべてをMacで出来るようになったのはやっぱり大きい。あとはMacがインテルのCPUを搭載して、ソフトももうすぐ対応するだろうし、プロレベルの音楽制作がMac1台で完結する時代が来てるんじゃないかなって、今すごく期待しています。
VERBAL: ぼくは今ノートブックが1台必要なんで、近日中にMacBook買いに来ようかなって思ってるんですよ。
☆Taku: ぼくも、こないだVERBALに誕生日プレゼント何が欲しいか聞かれたから、「MacBook」って言ったんですけど(笑)。iPodくれました。
VERBAL: iPod欲しいって言ってたじゃん! あれ、便利だよね?
☆Taku: 便利です。新しいiPod最高です。あの画面で、小さい字幕までちゃんと見えますね。
誕生日プレゼントは毎年「最新のiPod」
☆Taku: ぼくが去年、VERBALにカラーのiPodをプレゼントしてて。
VERBAL: ぼくはビデオのiPodを贈って。毎年お互いの誕生日にiPodを贈りあって、更新してるんです(笑)。
☆Taku: どっちの誕生日が新しいラインアップが出るタイミングに近いかっていう、そういう問題はありますけど(笑)。
☆Taku: 聴かなくなってた音楽をまた聴くようになりましたよね。日本の音楽社会の「使い捨て」っていう発想、どんどん新しい音楽をリリースしてどんどんコンテンツを増やしてゆくっていう考え方から、既にある音楽を再利用する、大切にする、「サウンドのリサイクル」っていう方向に変化していってるんじゃないかなと思うんです。
VERBAL: iPodは、確実にワガママ音楽リスナーのためのツールだよね。昔だったら旅先にカセットテープ持っていって、そればっかり聴かなきゃいけない、というのがあったわけじゃないですか。
☆Taku: あったね。「これもう3周目だよー」とか「何か他の持ってない?」とかって。
VERBAL: 長旅だと、(カセットテープは)確実に終わっちゃうんですよ。でもiPodだと延々といろんなもの聴けるし、「疲れてるからまったり系の聴かない?」ってなったらすぐ出せるし。気分によって変えていけるのがまさに「ワガママミュージックツール」、なんじゃないですかね。
☆Taku: そうですね。今、ちょうど音源のデジタル化っていうのをやっていこうと思っていて。ヨーロッパのDJなんかは移動が多いから、レコードを持ち運ばないで普通にノートブック使ってるひとが増えてますけど。iPodもいずれ使うようになっていくのかな。
VERBAL: 「iDJ」とiPodがあれば誰でもDJになれるもんね。
☆Taku: テンポを合わせるのも大変ですけどね(笑)。レコードのときと比べて、動きが小さくなったりとかそういうのがロマンティックじゃないんですよ。レコードのターンテーブルのほうが、何やるにしてもセクシーでしょう。だから、レコードを使わなくなるってことはないんだろうけど、iPodとレコードの両方をミクスチャーする方法はあるんじゃないかな、と。
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