武田鉄矢(58)とジャニーズ事務所のアイドルからなる5人組ユニットが誕生した。といっても東洋水産の即席カップ麺(めん)「赤いきつね」と「緑のたぬき」の新CMの話。「V6」の長野博(34)らTBSドラマ「3年B組金八先生」で共演した“教え子”と「TU→YU(つーゆー)」を結成。20日から「記者会見編」がオンエアされる。
新ユニットを組むのは、武田と長野のほか、ジャニーズJrの風間俊介(24)、「NEWS」の増田貴久(21)、「Ya−Ya−yah」の八乙女光(16)。武田と最年少の八乙女との年齢差は42歳。親子以上に年の離れた、常識では考えられないアイドルグループだ。「TU→YU」という名前は「つゆ」と「to you」をかけたもの。「“きつねとたぬき”のおいしいつゆをあなたに」という思いが込められている。
武田以外のメンバーは全員、ジャニーズ事務所所属の現役アイドル。いずれも「3年B組金八先生」で、武田演じる金八先生の生徒役で出演している。「赤いきつね」と「緑のたぬき」が発売された78年からCMキャラクターを務める武田のもとに“教え子”たちが集結した格好だ。
しかしドラマでの頼れる教師像と違い、バンド活動の面では“落ちこぼれ”。結成会見にアイドル風の派手なフリフリ、ギンギラ衣装で登場し、満面の笑みで「イェ〜イ!!」とオーバーなピースサイン。ほかのメンバーから明らかに浮いた姿で、記者たちも凍り付く。楽屋で落ち込む武田にメンバーが「赤いきつね」を薦めながら「頑張れよ、テツヤ!」と励ます。
挫折を繰り返しながらも、つゆを飲んで元気を出しアイドルとして成長していく展開で、1年程度の長期シリーズを予定。武田は「気の合う仲間と楽しく演技できました。グループっていいですねぇ」と満足げ。長野も「武田さんとの共演は19年ぶり。また共演できて良かった」。CM以外で活動の予定はないが、反響次第では現実世界でのデビューもありそうだ。
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