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九州新幹線でJR東海社長 「東海道も対応」

 JR東海の松本正之社長は、17日記者会見し、JR九州とJR西日本が2011年春に全線開業する九州新幹線と山陽新幹線の相互乗り入れを同日発表したことに関連して、「相互乗り入れが、東海道新幹線の安全、安定輸送の妨げにならないようルール整備などを進め、影響しない見込みが立った」と評価した。

 東海道新幹線はすでに山陽区間へ乗り入れていることから、JR東海は、JR九州、西日本両社に対し、故障や台風上陸などで九州新幹線の運行ダイヤが大きく乱れた場合、東海道区間にまで波及しないよう、対策を要請してきた。

 松本社長は「東海道新幹線は輸送量が格段に大きく、九州区間の遅れまでが影響すると、乗客への迷惑も多大になる」と説明。その上で、予備車両の配置や、総合指令間のルール作りなど具体策のめどが立ったとし、「九州新幹線という別のシステムが入ることになるが、安全、安定輸送に一層努力する」と述べた。

2007年10月18日  読売新聞)
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