TRDI防衛庁技術研究本部
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 トピックス(平成18年4月)

 ここでは、技術研究本部で行っている研究開発から、最近のトピックスについて紹介します。

ノーズコーン(弾道ミサイル防衛用誘導弾技術の研究)
 日本時間3月9日早朝ハワイ沖の米海軍太平洋ミサイル射場において、日米共同技術研究による海上配備型迎撃ミサイル(SM−3)の初の発射試験が実施された。

 SM−3は米イージス艦から発射され、その先端部には運動エネルギー弾頭等のミサイル搭載品を上昇時の摩擦熱等から防護するための「ノーズコーン」が取り付けられている。

 「ノーズコーン」は目標の高度に達すると、運動エネルギー弾頭を放出するために左右に分離する。本発射試験において、ミサイルに設置されたセンサ及び外部センサ等により、「ノーズコーン」が左右に分離するのが確認された。
(画像をクリックすると動画を見ることができます)
米イージス艦 垂直発射装置(VLS)からのSM-3発射状況
 
米イージス艦からの発射状況
 
次期輸送機の静強度試験機(01号機)の受領(次期固定翼哨戒機・次期輸送機)
 防衛庁技術研究本部は、本日(3月15日)、第3研究所強度試験場(航空自衛隊岐阜基地内に所在)において、次期輸送機(C−X)の静強度試験用供試機(01号機)を受領しました。

次期輸送機は、航空自衛隊のC−1輸送機の後継機として技術研究本部が開発しているものです。開発の一環として、静強度試験と呼ばれる機体の強度を地上で実物大の機体により評価する試験が行われますが、本日受領した01号機は、そのための供試機として使用するものです。次期輸送機の静強度試験は、試験準備を行った後、18年度に開始する予定です。

なお、海上自衛隊のP−3C固定翼哨戒機の後継機として次期輸送機と同時に開発している次期固定翼哨戒機(P−X)も、順調に試作が進捗しています。
 
次期輸送機(C−X)01号機   次期輸送機(C−X)完成予想図
 
製造中の次期固定翼哨戒機(P−X)01号機   次期固定翼哨戒機(P−X)完成予想図

 

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