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豊橋市バスターミナル、9月末の廃止決定 |
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豊橋市は31日、名豊ビル裏の狭間公園地下にある「豊橋市バスターミナル」を9月30日付で廃止すると発表した。最盛期には3社22路線あったが、豊橋鉄道1社だけとなり、利用客数は20分の1に激減した。そのため同社が9月末で乗合バスのバスターミナル乗り入れを中止する方針を決定し正式に伝えてきたことから、その方向で関係機関と協議を進めることになった。
豊橋市バスターミナル(施設名)は昭和40年代初頭、点在していたバス発着場を1カ所に集中し、豊橋駅との乗り継ぎなど利便性向上を目指し、狭間公園地下に建設された。69(昭和44)年に開業した。
開業当初は名古屋鉄道、遠州鉄道、豊橋鉄道3社のバスが乗り入れていたが、乗降客の減少から遠鉄が86年、名鉄が90年に撤退し、豊鉄1社となった。特に97年、豊橋駅前にバス発着場が整備されたのを機に激減した。
調べによると、開設時には22路線あり、1日322回乗り入れ、利用者総数7845人だった。05年には8路線、120回、400人余りとなり、利用客数は20分の1になった。
このため、豊鉄から運営する第3セクター・豊橋バスターミナルに乗り入れ廃止の申し出があり、同社は中間決算取締役会を開いて、バスターミナルの営業廃止と会社解散の方針を決め、市など関係機関に申し入れた。
市は9月議会で豊橋市バスターミナル条例を廃止する。跡地利用に付いても検討していく。
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