時代劇の二枚目役からバラエティー番組のちょっとHで軽妙な司会まで人気俳優として知られた山城新伍(68)=写真=がテレビから姿を消して久しい。女優の花園ひろみ(66)との2度目の離婚から7年。女性週刊誌では、食事もおぼつかない孤独な生活が報じられたばかりだが、本当のところはどうなのか。
〈「食べこぼしまみれ」徘徊の日々〉のショッキングな見出しで近況を伝えたのは週刊女性1月2・9日合併号。
同誌では、近所のデパート従業員の証言として、カレーを食べる際の食べこぼしなどを指摘。また、散歩中の主婦は、「自販機をにらみつけていたんです。それから突然“うぉ〜”とか“おぉ〜”とか自販機を威嚇するように、スゴイ声をあげて…」と話すなど、「まるで別人」と伝えている。
この記事に山城本人が反論したのが、21日放送の日本テレビ系「ザ・ワイド」。山城は、「でたらめな記事。信じないでください」と真っ向から否定。テレビ出演から遠のいている理由については、「糖尿病や足のしびれがあった。糖尿は数値的には問題はない。変な歩き方を全部直すまで、プロの役者としては出演を控えている」と説明した。
また、“別人”などと報じた目撃談に関しては、「食べこぼしはクセなので、病気は関係ない。食べ終わったらきれいに始末している」と話した。しかし、自宅療養中なのかどこか弱々しい印象だった。
山城の近況について、所属事務所は、「全然心配するようなことはない。確かに足はちょっと悪いが、糖尿病の方は、気(け)があるだけで病気というほどでもない」と夕刊フジに説明。
また、関係者は「親しい人の裏切りでそんな報道が流れて、本人はショックを受けている」と山城をかばった。
仕事に関しては、今年の夏、来年に放送予定のサスペンスドラマを収録。年末には、サイト上のCMに出演するなど、少しずつ再開しているという。「足もだんだんよくなってきている。来年からは、本格復帰の予定」(所属事務所)。
“芸能界のご意見番”だった鋭い舌鋒は戻ってくるか。
ZAKZAK 2006/12/27