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人気グループ「嵐」の松本潤(22)が主演、蜷川幸雄氏(70)が演出する舞台「白夜の女騎士(ワルキューレ)」のけいこが6日、東京・渋谷のシアターコクーンで公開された。
劇作家・野田秀樹氏(50)の作で、85年に初演された名作の20年ぶり再演。北欧神話に登場する女騎士ワルキューレがモチーフ。松本は、空を飛ぼうとした主人公・空飛びサスケを演じる。
演出に熱が入る蜷川氏の判断で、予定時刻を1時間すぎての公開。サスケが空を舞うラストシーンは、ジャニーズタレントの得意技でもあるワイヤーを使ってのフライング。蜷川氏は「ジャニーズ風に飛ぶな、とダメ出しした。ひざを曲げるのが耐えられなかった」と振り返った。
厳しいとされる蜷川演出の“洗礼”。松本が「難しい台本と難しい要求。苦しんだけれど、やればやるほど面白さ、演出の意味が分かった」と言うと、すぐさま蜷川氏が「模範解答だね」とニヤリ。「(松本を)叩きましたよ、当然です。千本ノックです」とスパルタ指導したことを明かした。
松本も「千秋楽を迎えた時、芝居をする人間として一回り大きくなるだろうという確信はある」と自信の言葉で締めくくった。共演は鈴木杏、勝村政信ら。7~30日まで同所で。
(2006年5月7日06時06分 スポーツ報知)