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ジャンボタニシ退治にスッポン活躍

2006年07月25日

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用水路わきの草に産み付けられたジャンボタニシの卵塊=白石町福富で

 白石平野で、水稲に被害を与えるジャンボタニシ(正式名スクミリンゴガイ)退治にスッポンが活躍している。用水路で異常繁殖し、田植え直後の早苗を食い荒らすジャンボタニシ対策として、白石町が昨年からスッポンの放流を始め、一時は幹線用水路にびっしりと産み付けられていた卵が姿を消した。だが、今度はスッポンを食用目的に捕獲する人が現れ、町は「効果が出始めた撃退法に協力して」と呼びかけている。

 ジャンボタニシは南米原産の淡水巻き貝。成貝は殻の直径が7センチ前後にもなり、在来種より倍以上大きい。80年ごろに台湾から食用として導入されたが国内需要がなく、放置されたり逃げ出したりして繁殖。84年に九州で水稲への被害が出たため、植物検疫法で有害動物に指定されて輸入禁止になった。

 ふ化した稚貝が3〜4カ月で産卵を始める繁殖力の強さで、白石平野では一時、農業用水路のコンクリート壁や土手の草などに濃いピンク色の卵が、びっしりと産み付けられていた。

 田植え直後に茎を食べられた早苗は枯れる。農家の人たちは補植する一方、卵塊を捕殺してきたがお手上げ状態だった。

 03年ごろ合併前の旧白石、福富町が試験的にスッポンを放流したところ効果が表れた。05年1月に両町と有明町が合併した白石町は、町面積の57%の約5710ヘクタールが水田の穀倉地帯。ジャンボタニシ対策に本格的に取り組むことになった。

 05年と06年に、いずれも150万円で200〜500グラムのスッポン計1千匹を幹線用水路約80カ所に放流した。効果は1年目から見え始め、今年は6月中旬に放流したが壁面を赤く染めるほどだった卵がすっかり姿を消した。

 スッポンは成貝も食べるため効果が大きいと見られ、町は07年も1千匹を放流し、「ジャンボタニシ絶滅」に期待している。

 問題は食用にスッポンを狙う人。今月初め、町は仕掛けをしているのを見つけ、注意したという。

 吉村大樹・町農政課振興係長は「町の基幹産業の農業を守るためのジャンボタニシ対策がやっと軌道に乗ってきたところ。邪魔をしないで欲しい」と話している。

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