総合 2005年2月9日

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小林容疑者を追送検-死体損壊と脅迫容疑

　　奈良市の市立富雄北小学校1年女児(7つ)が誘拐され、殺害された事件で、県警奈良西署捜査本部は8日、女児の死体損壊容疑と女児の妹にも危害を加える内容の脅迫メールを母親(28)に送付した脅迫容疑で、三郷町勢野東1丁目、元新聞配達員小林薫容疑者(36)＝わいせつ誘拐罪で起訴、殺人と死体遺棄容疑で再逮捕＝を追送検した。

　調べに対し、小林容疑者は容疑を認め、事件を起こした約1カ月後に脅迫メールを送付したことについて「もう一度、世間を騒がせ注目されたかった」と供述しているという。奈良地検は小林容疑者の拘置期限が切れるきょう9日、殺人、死体遺棄の二つの罪で追起訴する方針で、事件の捜査は大きなヤマを越える。

　調べでは、小林容疑者は昨年11月17日午後1時50分ごろ、奈良市学園中5丁目の路上で、下校途中の女児に声を掛けて車で連れ去り誘拐。同日午後3～4時ごろ、三郷町勢野東1丁目の自宅マンションの浴室で、水を張った浴槽に女児の顔を押し付けて水死させた後、同7時ごろ、殺害した女児の遺体を傷つけた疑い。

　また約1カ月後の昨年12月14日午前零時ごろ、河合町中山台1丁目の中山田池公園東側駐車場に新聞配達用バイクを止め、持っていた女児の携帯電話を操作。母親の携帯電話に「次は妹だ」というメッセージとともに女児と妹の画像2枚を添付したメールを送信。両親に対し、妹の身体に危害を加えると脅迫した疑い。

(2005.2.9　奈良新聞)

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