大みそか恒例のNHK「第51回紅白歌合戦」(後7・20〜11・45)の出場歌手の歌唱曲目が決まり13日、NHKから発表された。20世紀ラストを飾る紅白とあって、出場各歌手のデビュー以来の代表曲、ヒット曲が目立つラインアップ。2度目の離婚、新恋人といわれる原田真二(41)との関係が注目の松田聖子(38)は「あなたに逢いたくて」で意味深?な歌声を披露することになった。【紅白曲目一覧】へ
離婚、不倫愛騒動で渦中の人となった聖子が、紅白の舞台に選んだ曲は「あなたに逢いたくて」。96年に売り上げ100万枚を超えたヒット曲で、同年の紅白でも披露したラブバラード。原田との関係が注目を集める中、意味ありげな選曲だ。
一時は原田が手がけた新曲「The Sound Of Fire」も候補曲に挙がり、バックバンドの原田との「紅白ツーショット」も期待されたが、結果的にお茶の間への浸透度の高い「…逢いたくて」に決定。原田とのアツアツ共演の可能性はほぼなくなった。NHKの鈴木明チーフ・プロデューサーは「過去何度も出場いただいており、たくさんのヒット曲がある方。“…逢いたくて”は、最近のミリオンヒットでもあり、こちらからお願いした」と説明した。
今世紀の総決算、21世紀への橋渡し役を担う今年の紅白。発表曲目には、そんなNHK側の狙いが表れた。“復活コンビ”のピンクレディーとアリスは、それぞれ「スペシャルメドレー ピンクレディー2000」「アリス・ミレニアムスペシャル」と題したメドレー曲を用意。ピンクレディーは「ペッパー警部」「UFO」「サウスポー」の3曲をアレンジしたステージを展開。アリスは「冬の稲妻」「チャンピオン」など、3曲程度の“復活唱”になるという。
初出場の錦織健(40)は、1901年に発表され、100年にわたって歌い継がれる「荒城の月」を披露。由紀さおり(52)安田祥子(59)は唱歌「赤とんぼ」をデュエットし、今世紀の名曲を21世紀目前のお茶の間に響かせる趣向だ。
出場歌手の登場順は、来週半ばに正式発表の予定。20世紀を歌で締めくくるトリのコンビは「山河」の五木ひろし(52)と「津軽海峡・冬景色」の石川さゆり(42)が務める方向で最終調整が進んでいる。
≪離婚届、既に提出≫聖子は、審美歯科医の波多野浩之さん(32)との離婚届を13日までに東京・ 世田谷区役所に提出、正式離婚していたことが分かった。元夫で俳優・神田正輝(49)との間にもうけた長女・沙也加さん(14) は、今まで通り聖子が育てることになる。慰謝料は0とし、米国で留学生活中の波多野さんの学費を一部負担することで合意したともいわれる。
≪「おっはー」コーナーも≫木村拓哉(28)工藤静香(30)の結婚で話題のSMAPは「らいおんハート」を歌う。メンバーの香取慎吾(23)によるヒット曲「慎吾ママのおはロック」をコーナー企画で登場させるプランもあり、「おっはー」のパフォーマンスがNHKホールのステージでも見られそうだ。